HEARTDUST（CD）

□アルバムタイトルライナーノーツ by 倉品翔 (Vo, Gt, Key)
アルバムというものが僕は好きです。約40分腰を据えて、頭から順番に曲を聴くというのは今やとても贅沢な時間だと思います。日常で忘れかけていた感情や景色を体感できる時間。それこそが、「こんな時代だから」こそアルバムをつくる意味です。
個性豊かなシングル曲たちをひとつに束ねるために、ストックの中から曲を選び、足りないと思うところ
には新たに曲を書きました。なので曲順は半ば必然的に、導かれるように決まりました。
メジャー1stという節目のアルバムにはHEARTという単語をつけようと決めました。心の機微を音楽にしてきた自負があるからです。HEARTの後ろのDUSTは延本のアイデアでした。折しも6曲目に “Dusty Light”というタイトルが付いたところでした。
“stardust”という単語には「恍惚とした」「ロマンティック」という意味があることを知りました。それ
はまさに僕が音楽に求めるものだと思いました。心の機微が音になって、みなさんの日常の潤いや彩りに
なってほしい。ぜひ自由に、心のままに聴いてください。

□メンバーコメント
吉田卓史 (Gt.)
メジャーデビューしてから初アルバムリリース！インディーズ含めると5作目。シングルリリースして、最終的に「アルバムは作りたい！」というゴールはありました。
昔に比べると曲の制作期間が短くなってきてて、今作のための長期的な制作期間があったわけではないけど、その分フレッシュで瞬発力のある、現時点での
GOOD BYE APRILを感じてもらえると思ってます。
メンバーと一回も曲を合わさず、ギターフレーズも何も決まってない状態でのレコーディングは中々痺れましたね(笑)
濃縮な作品になってるので、流れで何回も聴いて欲しいです！

延本文音 (Ba.)
フルアルバムというものにどうしてもロマンを感じているので、少し時代には合わなくなってきているとしてもフルアルバムをリリースできることが本当に嬉しいです。
私たちが憧れる洗練された旋律の音楽を、ずっと試行錯誤しながら作ってきました。
メジャーシーンへの挑戦も、その音楽を見つける旅に必要な挑戦だったと思っています。
あの頃の音楽をそのままするのではなく、今の音楽として制作し『受け継いでゆく』事をモットーに、沢山の人の力を借りて私たちのロマンを詰め込んだフルアルバムが
出来上がりました。ジャケットは憧れだった木内達朗さんにお願いしました。『時代を超える』『自分を超える』というテーマで、ハードル競技のイラストを描いていただき
ました。アルバムの醍醐味であるアートワークも楽しんでいただければと思います。

つのけん (Dr.)
好きな曲だけを選んで聴くことも良いけど、まずは頭から飛ばさず一曲一曲を聴いてほしいです。
もちろん、これまでにリリースした楽曲も収録されてるので、聴き慣れた曲もあると思います。でも、新曲を含めたアルバムという作品で聴く曲はきっと違った景色を
感じさせてくれるはず。また、CD盤のみ収録の「missing summer」は最新ライブテイクを採用してるので、今の僕らにしか出せない音やライブの雰囲気を味わって
もらえたら嬉しいです。聴き終わった後、皆さんの心にこの作品がどのように届いたのか、今からとても楽しみです。

インタビュー

メジャー1stアルバムの“普遍性”をみのが深掘り

GOOD BYE APRIL　シティポップのさらに向こう側へ、時間と愛とアイディアをたっぷり注いで作り上げた現段階の最高到達点 1stフルアルバム『HEARTDUST』を語る

GOOD BYE APRIL、4人全員で編み上げた普遍的なポップミュージック。全箇所編成が異なる東名阪ワンマンツアーではフレッシュなグルーヴを