2st Full Album『他人旅行』に寄せて頂いたコメントを紹介します。
水彩画のような曲たち
風が吹いてくる
小さな哀しみが
木漏れ日のように落ちてくる
財津和夫
全曲通してとても心地良く優しく温かいVo.倉品翔の歌声と、とてもリズミカルで小気味の良いギタープレイの吉田卓史、繊細でとても考えられててかゆいところに手の届くフレージングのベースプレイの延本文音、絶妙なタッチと計算されたサウンドからとてもこだわりを感じるドラムプレイのつのけん。
“POPS”と一言で言うのはもったいないくらい、多彩なジャンル感で構成されているアルバムですね。
個人的にですが、M9の『明日へ帰ろう』が好きです。
シドゆうや
廃れた居酒屋で父に呑まされたホッピーの味とか、そこのテレビで永遠に流されてたザ・ベストテンとか季節が変わる時の匂いとか初恋の名残とか友とはしゃいだ海の潮風とか、再生ボタンひとつでぽろぽろ蘇ってくる一枚。
その全てを懐かしみながら、忘れたことを忘れながら、大事に抱えて進む旅の途中で、「口笛」は必須です。
頑張れ、ではなく、頑張ろう、と言ってくれる音楽です。
チアキ
聴いた瞬間GOOD BYE APRILの世界に、楽曲の登場人物の人生に他人旅行できちゃうアルバム。
僕の人格形成に欠かせない大切な本や映画、それらに出会ったときと同じ感覚をくれる新感覚な音楽でした。
しかし素晴らしい物語の良さって、あらすじを読んだだけでは伝わらないはず。
だから僕のコメントに目を通してくれるお時間があなたにあるならば、その一分一秒でも多く実際にこの作品を聴いてみて頂きたい!笑
きっと素敵な出会いになりますよ。
Official髭男dism 小笹大輔
2年ぶりのフルアルバム、おめでとうございます!
ホーンやストリングス、パーカッションが光る多幸感ある楽曲から、音数の少なめなシンプルな楽曲まで、多彩な音たちが心地よいです。
そして懐かしさを感じるグッドメロディと歌詞が様々な人間模様を優しく語りかけてくれていて、何度も繰り返し聞いてしまいますね!
楽曲を聴いて、ライブにも足を運びたくなるようなアルバムでした!
改めて、リリース本当におめでとうございます!
Official髭男dism 藤原聡
絶望や悲しみを
美しいものに変えてくれるバンドだと思います。
例えば泣いてる人がいるとして、
励ますのでもなく、支えるのでもなく、
ただその人の心を鮮やかに描いて、渡してくれる感じ。
それがとても素敵だから
こんな自分も悪くないかって思えてくる。
汚くて醜い部分までちゃんと見て
その上でこんなに綺麗に描いてくれてありがとう。
そう伝えたくなるようなアルバムでした。
リリースおめでとうございます!
いつかご一緒出来る日を楽しみにしてます。
wacci 橋口洋平
このアルバムを聴き始めて5秒で思った。
「あ、やりやがったな、こいつら……」
彼らは壮大な旅に出たんだと思った。何のしがらみもない自分たちの音を楽しむ旅に。
その旅に僕達も参加したいと思わせてくれる。どこまでも僕達を連れて行ってくれるアルバム。
僕は一生旅を共にしたいと思っている。
鍛治本大樹(俳優)
音楽で表現するということ。
それは、自分の想いを、いかにして音に詰め込むかということ。
ミュージシャンにとって永遠の課題である。
GOOD BYE APRILに初めて出会ったとき、僕はその表現力の豊かさに驚いた。
音に空気感を詰め込むのが秀逸なバンドだと思った。
しかし、その感想は、彼らにとっては失礼なものだと思い知らされた。
今作で彼らが表現している音は、空気感どころの話ではない。
音を聴くだけで、あらゆる感性が刺激され、様々な場所に連れて行ってくれる。
爽やかな風を感じ、陽だまりの暖かさに微睡んだかと思えば、凍てつく寒さの中で、真冬の海の闇に吸い込まれそうになる。
甘い花の香りが過ぎ去った後には、雨上がりの落ち葉の香りが漂う。
僕がまだ生まれてない60年代の、緑豊かな街にタイムスリップしたかのような感覚。
聴覚だけではなく、視覚や嗅覚まで刺激され、時間の感覚までもが曖昧になり、不思議な世界に連れて行かれる。
そんなGOOD BYE APRILの音楽が、僕は好きだ。
素敵なアルバムです。
たくさんの人と、この感覚を共有したい。
あまりに良いアルバムだったので、真剣に書いてたら、評論家っぽくなってしまった(笑)
いや、マジで今回も良いアルバムだよ。
素晴らしい。
つのけん、卓史、今度また飲みに行って、色々と話聞かせてくれ!
Aqua Timez TASSHI
新しく生まれた音と、忘れてはいけない懐かしい時の間を旅するような、そんな感覚。
心のあったかい人達にしか作れない、あたたかい歌。
とことん、包まれました。
Lynn(声優)
ポップスだっていろんな形があっていい。ホーンやストリングスを入れたって、ロックっぽい曲調であったって、シンセでモダンに仕上げたって、僕らがやれば僕らのポップスになるんだ。そんな確信を持って彼等は膨大なストックと新たに書きおろした中からこの多彩な10曲を選んだのだろう。選ばれた10曲には、今の彼らの最良の演奏と情熱が躍動感とまろやかさの両方を伴う形で真空パックされている。そこには『ニューフォークロア』から約2年半の技術的成長もハッキリ見て取れる。とりわけ今作『他人旅行』、つのけんのドラムの響きが非常にいい。吉田卓史のギターの色付けも曲ごとの違いを見せ、それも効いている。詞曲に関しては、10曲中8曲が作詞・延本文音、作曲・倉品翔とクレジットされ、2曲のみ共同の作詞となっている。よって歌詞と全体を貫くテーマ~物語に、延本の個性と感性が色濃く反映されている。時間、輪廻転生、並行世界。まったく別の場所にいようとも、出会う者とはやがて必ず出会うし、残るものは残っていく。柔らかな聴き心地でありながらそういうメッセージがじんわり伝わる。倉品翔は作曲と共に、5人めのメンバーと言ってもいい清野雄翔を始めとする多数のゲストミュージシャンたちの音をどう活かすかなど、ある意味俯瞰で見ながら各楽曲の完成度を高める役割も果たしている。(結成から)約8年分のいろんな経験があってこそ作りえた、“これぞGOOD BYE APRIL”と言えるアルバム。個人的には「真夜中のトビウオ」がフェイバリットです。
内本順一(音楽ライター)
爽やかな透き通る歌声と
優しく、時に激しく包みこんでくれる音楽のハーモニーがどこか懐かしくてとても心地いい。
そっと寄り添い、どこかへ連れ出してくれるようなアルバム。この素敵な曲たちと共にドライブに行きたいです^_^!
諏訪彩花(声優)